食べて、遊んで、森を育てよう。
「今治タオルと水の森」イベントレポート。(後篇)
「今治タオルと水の森」イベントレポート前篇はこちら
食材と器を使って、
世界に一つのランチプレートをつくろう。
Aチームがカブトムシランドをつくっている間、Bチームは「食育」体験にトライしていました。食育ってどんなことするのかな?この日、お料理の先生として来てくださったのは、TORICOの代表小林さん。店舗を持たず、テーマや依頼に応じてさまざまなケータリングやお弁当をつくっている方です。Imabari towel CAFE(今治タオルカフェ)のオープニングでも来ていただきましたね。
「はい、お久しぶりです!
今日は、持ってきた食材を使って、
ランチプレートを作ります」
(小林さん)
今日は、持ってきた食材を使って、
ランチプレートを作ります」
(小林さん)
おお。すでにとってもおいしそう。
みんな今治や近隣の地域でとれたこだわりの食材ばかりです。しかも器も素敵ですね!
「今回の食器は、全部アンティークとか、廃材を利用してつくったリサイクル品なんです。森を大切にというテーマだと伺ったので、木やガラスなどの素材を再利用している器を選びました」
(小林さん)
みんな今治や近隣の地域でとれたこだわりの食材ばかりです。しかも器も素敵ですね!
「今回の食器は、全部アンティークとか、廃材を利用してつくったリサイクル品なんです。森を大切にというテーマだと伺ったので、木やガラスなどの素材を再利用している器を選びました」
(小林さん)
大工さんの倉庫に眠っていた木を使った切り株のお皿。 解体した家の木を使って作られたお皿。
なんて素敵なんでしょう。テンション上がりますね!
テーブルに並べられたお皿とおかずをよーく見て、どんな食材を選ぶか、どんな風に盛り付けるか、どんな色合いならわくわくするか考えて、世界にひとつのランチプレートをつくりましょう。
「ところでこのソース、何でできているかわかりますか?」
先生からそんなクイズが出されました。
「トマト!」
「バジリコ?」
「ヨーグルト!」
みんな口々に答えを言っていきますが、意外とわからないものも…。味見して、バジリコみたいだと思ったソースが春菊でできていたり、パプリカみたいだと思ったソースが、人参でできていたり。春菊が苦手な子でも、このソースなら食べられるんだとか。
料理って、魔法みたいですね。
次に食材を選び、好きな大きさに切ったりして、パンの上に並べていきます。大人も子どもも夢中です。
先生からそんなクイズが出されました。
「トマト!」
「バジリコ?」
「ヨーグルト!」
みんな口々に答えを言っていきますが、意外とわからないものも…。味見して、バジリコみたいだと思ったソースが春菊でできていたり、パプリカみたいだと思ったソースが、人参でできていたり。春菊が苦手な子でも、このソースなら食べられるんだとか。
料理って、魔法みたいですね。
次に食材を選び、好きな大きさに切ったりして、パンの上に並べていきます。大人も子どもも夢中です。
最後は盛り付け。小林さんにコツを教えてもらいながら、自分の好きなように盛り付けていきます。
わあ、みなさん上手ですね!大人の力を借りず、9歳や10歳の子どもたちが作ったプレートもとっても素敵。料理人になれるね。
つくったプレートは楽しくいただきます。自分でつくると、素材のおいしさを格別に感じ、自然が愛おしくなってきますね。
竹チップを入れて、
カブトムシランドを完成させよう。
さて、ランチの後は、さっき切った竹を、特殊な機械で粉砕して細かい粉状の竹チップにし、Aチームがつくった竹のプールに入れていきます。この作業をやってくださったのは、株式会社リサイクル加藤の加藤さん。普段からこうして切った竹を粉砕し、肥料にするというお仕事をしています。
竹を粉砕して入れていく加藤さん
細かくした竹はとっても柔らかくなってびっくり。
これならカブトムシが喜ぶね!
これならカブトムシが喜ぶね!
しかし竹チップが少し足りない…。そこで、以前竹を切って粉砕しておいた竹チップの山がすぐそばにあるから、それもこのプールに入れちゃいますか。
すぐそばにあった古い竹チップの山を、みんなで運びます。
そう言われて、みんなで古い竹チップを運んでいると、なにやら白いものが…あれ?これって…!?
あー! カブトムシの幼虫!?
なんと、古い竹チップの山の中に、カブトムシが卵をたくさん産んでいたのです。その後も、次から次へとたくさんの幼虫が見つかりました。参加者全員が大興奮です。
再来年あたりにカブトムシが生まれればいいなという計画だったそうですが、もう幼虫が見つかるなんて。本当にカブトムシは、竹チップが大好きなんですね。たくさん幼虫が見つかったので、子どもたちはそれぞれ竹の器に入れてもらって帰りました。
いやあ、今日のイベントは大成功でしたね!
「はい、天気も良くて、子どもたちも喜んでいて良かったです。これからも続けて行きますので、来年はコロナも落ち着いて、もっと参加者が増えればいいなと願っています」(今治タオル工業組合 井上理事長)
「山の仕事は、今日で終わりじゃありません。木も育つし、組合さんと一緒に長く続けていきますので、これからもよろしくお願いします」(今治市 佐伯課長)
閉会式で語る今治市の佐伯課長
そうですね。こんなに楽しみながら勉強にもなるイベント、参加しないともったいない。どうも皆さんおつかれさまでした。これからも、この森を大切に育てていきましょう。
「今治タオルと水の森」プロジェクトについて
https://www.imabaritowel.jp/news/news3761
【ご協力いただいたみなさま】
一般社団法人をかしや
http://www.wokasiya.jp/
株式会社リサイクル加藤
今治市喜田村8-2-16
Tel: 0898-35-0749
TORICO
https://torico-co.com/