2024.09.09 |今治タオルアカデミー(感性系)開講式

感性を磨き、
オリジナリティある提案力を。

今治タオルアカデミー(感性系)講座開講

2024年6月5日、テクスポート今治にて、「今治タオルアカデミー(感性系)開講式」が行われました。

今治タオルアカデミーは、今治タオル工業組合が主催するタオル業界の人財育成のための講座。そのなかでも、豊かな創造力ある人財を育成し、オリジナリティに磨きをかけた企画力・提案力を向上させることを目的に、この感性系講座が開講しました。2024年度には、重要無形文化財保持者(人間国宝)を含む、アート、デザイン、伝統工芸、フード、建築など、各界を代表する一流の講師をお招きし、全10講座を開催する予定。

開講式は、正岡裕志理事長から挨拶でスタート。

正岡理事長より挨拶

「一流の講師の作品に触れ、感性を磨く機会は滅多にないチャンス。感受性と創造性を磨き上げることで、美意識や審美眼を養い、能動的にアウトプットできる能力を身につけ、さらには各メーカーにとってオリジナリティに磨きをかけた企画力・提案力の実現を目指していただきたいと思います」(正岡理事長)

続いて受講者代表挨拶の後、6月の導入講座が行われました。講師は、誠文堂新光社「デザインノート」編集長・三嶋康次郎氏。

「デザインノート」編集長・三嶋氏による講義

三嶋氏は「デザインの変遷を出版メディアから読み解く」というテーマで講義を行い、「感性というのは『選ぶ力』だと思っています。感性がより鋭い人の方が、いいチョイスができる。感性を磨いていくと、より優れたビジネスパーソンになれるのではないかと思います」と語りました。三嶋氏は、何十年もの間、デザイン界の天才たちを紹介・報道してきた経験から、感性を見極める情報量を培ってきたといいます。
その後、参加者同士でのワークショップ、質疑応答などが行われ、最後に三嶋氏による「感性とは、論理とつなげるエッセンスのようなもの」というお話で締めくくられました。

今治タオルアカデミーでは、タオル製造の基礎から専門領域の技能を学ぶ「技能系講座」と、今回の「感性系講座」の両軸で、タオル業界の人財育成を行っていきます。

 

 

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