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2019.07.08

全員協議会と「コンプライアンス研修会:組織で考える不祥事防止策」 の開催(2019年7月8日)と今後の取組みについてのご報告

全員協議会と「コンプライアンス研修会:組織で考える不祥事防止策」
の開催(2019年7月8日)と今後の取組みについてのご報告

 

今治タオル工業組合

 

当組合におきましては、6月24日(月)NHK「ノーナレ」の放送(本放送)を受け、技能実習生の労働環境の改善を優先に考えた取組みと、法令遵守等の周知徹底の強化の一つとして、本日(7月8日)開催した全員協議会及びコンプライアンス研修会の概要並びに全員協議会でとりまとめた今後の取組みをご報告申し上げます。

全員協議会では、本放送の経緯及び組合対応の説明並びに技能実習の適正な実施等のための取組及び協力企業を含むサプライチェーンにおける繊維産業の適正取引の推進など再度周知しました。

コンプライアンス研修会では、法令は勿論のこと、コンプライアンスの意義や人権尊重、顧客との健全な関係の発展・維持などについて勉強し、また、愛媛労働局から企業経営上の責任や労働基準法令などの留意点の説明を受けました。

そして、これはまだほんの一歩にすぎませんが、全員協議会の結果、当組合といたしましては技能実習生の労働環境等の改善を最優先に考えた対策として、以下の5つの取組みを行うことを決定いたしました。

(1)  業界全体で、労働環境改善に向けた行動規範、方針を策定する。

(2)  労働者の権利や人権を尊重し生活環境向上を目的とするセミナーや研修会を継続的に開催し、実効性あるものとするためそれらを検証していく。

(3)  外国人技能実習制度の理解を深めるための研修会を継続的に開催する。

(4)  外国人技能実習生の相談窓口について関係機関等と協議する。

(5)  縫製会社など協力企業を含む今治タオル産地のサプライチェーン全体での意見交換会を開催する。

なお、当組合では、現在、本放送に係る事実関係について外国人技能実習機構及び労働基準監督署などの調査結果を待つと同時に、引き続き組合挙げて事実確認をいたしております。

これからも、今治タオルのブランド価値と信頼を取り戻すべく当組合並びに組合員一同努力をしてまいりますので、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

以上